インフルエンザが流行中。
冬になり、寒さも本番かと思いきや中々昼間は暑さまで感じる程度。
四季折々の生活に親しみがある国なので季節感が行ったり来たりを繰り返しますと、自律神経が身体の体温を上げたり下げたりしなければならないので体力を無意識的に使っています。
環境的に黄砂など目に見えそうで見えないものが降ってきてアレルギー反応が身体に現れます。
目や鼻喉の症状は煩わしくも感じます。
声が出ない、目が痒い、鼻水がタラタラ。
苦しさが重なる中で日常生活を送る事の負担が増してきます。
そこへ集団生活のストレスなどが加われば免疫系の反応が現れて風邪のようになってしまいます。
そんな時に流行り病がやってくれば、どなたも他人事とはいかなくなってきます。
苦しい気持ちと苦しい身体は現実の認識を歪めて、より自己防衛本能が強く現れた状態となります。
交感神経も過敏になり、オチオチゆっくり寝てられない気分になります。
そうして体力を削る事になりますので物理的に身体を立たせて支える各関節に負担がかかり炎症状態となり痛くて苦しい状態となってしまいます。
たいしたことしてへんのに、なんでこんなに苦しいんやろうなの季節にはお身体をご自愛ください。
また、お力になれる事がありましたらよろしくお願いします。
ご覧いただきましてありがとうございました。
では、失礼いたします。
夏バテ
暑いですね。
だけど、なんだかついつい
はりきっちやってやりすぎちゃいますね
あんまり無理せんように気をつけてんのやけど
夏のせいやね
ふぅーあっついわぁ。
夏バテはダルいしんどいだけではなく、痛いも伴います。
腰痛い、膝痛い、頭痛いに肩痛い。
そんな時は熱い夏を乗り越えるのにアイシングは必須です。
アイシングがあるからこその熟睡による体力の回復。
体力が回復してくれるから身体の損傷も治るわけです。
アイシングが足りず熱が抜けていない身体は治療の際にも炎症状態になっており治療の段階も進んでいきません。
それに、炎症状態で生活していると何かと身体の症状も多く現れてスポーツするにも勉強するにも仕事するにも苦しさが先に来てしまい、パフォーマンスは良くなりません。
判断もおかしくなってしまいます。
と、細かく書いてしまいがちになってきたのでこの辺でやめておいてアイシングして身体と頭を休ませてみます。
暑中お見舞い申し上げます。
体力的にとても弱っている人の治療について
前回は身体に刺激が入れば自己治癒能力を発揮できるパターンのお話でした。
今回はとても身体が弱っていて体力が底をついているような状態の治療についてです。
体力があるからこそ身体のエネルギーの流れが滞り、うまく回復のサイクルに入れない状態になるのに対して、体力が無くなっているからこそ動けないし考えもまとまらないし刺激も受けつけられないから刺激に負けてしまう状態の身体には「やさしく感じる力」で押すことが基本の方法です。
治療を受けている最中は痛みもありません。
「強い力」を用いるのか「やさしい力」を用いるのかの判断はその時触ってみたり患者さんとのやりとりの中で変えていく必要があると感じています。
やさしい力を使った治療でも、受けられる患者さんの状態で2〜3日ダルさが出たりする事もあります。
身体がとても弱っている場合はやさしい力の治療を行なっても充分に治療効果はあると経験上言えます。
しかし痛みを伴わない治療は時として受ける方に「本当にこれでなんとかなるのかな?」と疑問を持たせる事もあります。
しかし、治療後のなんだか軽くなる感じやちょっと楽になったけどまだなんか痛いところがあるような感覚は、とても弱っている身体にはちょうど良い治療の仕上がりと言えます。
◯治療する事は治療者側が受け持つ行為です。
◯治療をされる側の身体は、治療を通じて身体が現状から変化を起こして体力が回復し、体内の傷病部位が治癒していく過程を辿り治る事です。
上記の2つの事が共に存在する事で治療と治癒になります。
そうなれば弱っていた身体が健康な状態になります。
言葉で書けば簡単な流れに見えますが、ここには様々な葛藤や思惑と試行錯誤が繰り返されてやっと辿り着く山の頂上のような感覚があります。
自己治癒能力は体力の多さによるところ、すなはち生命力の大きさに比例しているように感じています。
普段は色々頑張れる強い方もなんかの都合で弱ってしまう事もあります。
治療者側の「強い力」に反応できず、身体の変化が見られない場合は「やさしい力」に切り替えて治療を行います。
この「やさしい力」は治療を受ける人の印象で名付けていますが、治療者側の身体の力の入れ方は強い力よりも集中力と体力と筋力を使います。
それぞれ一長一短の手技手法を用いて長い坂を登って行くように健康を目指しております。
治療後に穏やかな笑顔でいられますように。
治療について
はりきゅうマッサージしんくぼでは、お身体の治療でマッサージと鍼灸を用いております。
今回はマッサージについて最近の治療方針をお伝えいたします。
ここ最近の気候変動や流行感冒などで自己防衛のために免疫システムをたくさん働かせたり、体温の維持など身体の恒常性の維持のため自律神経が疲労し身体が緊張して硬くなっている事があります。
はたまた仕事や家庭環境、スポーツや人間関係などの疲れが溜まって夜寝るに寝れないなんてこともあるようです。
硬い身体は優しく触ってみても神経が過敏な状況であるので痛いと感じます。これ以上に酷くなれば知覚の鈍麻や感覚麻痺、認知的にはわけわかんない、意味わかんない、納得できないなんかすげーしんどい等。
身体の緊張状態が続いた疲労による硬さは体内の液体の流れを悪くするために新陳代謝が良くありません。(むくみまくりというやつですね。)
そうなりますと硬いだけでなく、疲労物質や炎症物質を含む老廃物の滞りができてします。身体の隅々まで酸素や栄養も届きませんね。
そのままの状態で生活を続ければ、身体が硬いところを中心に炎症状態となり、触れば痛いし酷くならば発熱頭痛など様々な炎症症状を引き起こします。
健康で普段ならば何を食べても平気な人も、こんな状態の時はアレルギー反応が見られたりします。鼻も詰まるし目も痒い。頭はボーッとして微熱が続くなんて事も。
なんだか身体が疼いて夜もうまく寝られない状態です。
この状況で当院のマッサージ治療を受けられた患者さんの反応は痛いの一言につきます。焼け火箸、陣痛よりも痛いなどの感想をいただいておりますが、あくまでも優しく、的確な圧と角度を保って治療しております。
身体がたんこぶのように炎症状態であれば、触られるだけで痛いのです。
治療後平均して2〜3日筋肉痛と治療疲れのようなだるさがでますが、よく眠れて身体が回復する自己治癒能力を発揮いたします。(まず、よく眠れる事は大切です。)
症状が強く苦しい方であれば3日後を目安に治療を繰り返し行う事で治療中の痛みを感じなくなってきます。
それと並行して身体の不調も改善されていきます。(だけれど、いきなりガンガンスポーツやり始めたり無茶しないでね。)
不調が改善されれば1週間に1度の治療で自己治癒能力が発揮されて回復しやすい治る身体の土台ができてきます。
継続して身体の不調の改善を続ける事で健やかな毎日を過ごす事ができます。
2週間に1度のペースで現状維持をメインに通う方もいらっしゃいます。
どちらの場合も、治療を念頭に置く場合は生活面での過度の負担を減らしていく事は大切な健康の鍵となります。(それができたら苦労しませんね。でも、大切な身体のためにできる事あるはずです。)
自分の身体の事を理解する上で大切なことは実感を伴って納得する事です。(治療の初期はちょっとずつです。最初は痛くてわけわからんですが、ちょっとずつ眠れてちょっとずつ楽になります。)
治療中に起きる変化や、その後に起きてくる自分の身体の変化と向き合って養生する方法を習得して身体とうまく付き合えるようになればなるほど無茶した後のリカバリーが上手にできるようになり、自分の身体に対する健康不安が薄れてきます。
その分自信と安心が増えてさらに健康と仲良くなっていただいております。
身体の回復途中で起こる身体的な変化と状況認知の変化は個人により様々です。
参考になりましたら幸いです。
健やかな毎日を取り戻したら元気に遊び美味しく食べて気持ちよく寝ましょう。
おやすみなさい。
最近の治療で思うこと
ここ最近の寒暖差は非常に厳しく感じます。
人は恒温動物なので自律神経が強く働きまして体温の調節をします。
朝はやや寒く体内を温めて昼間は汗がダラダラ出るような暑さで体温を下げたりと、ある一定の体温を保とうとするので自律神経さんも大忙しですね。
たくさん疲れます。
自律神経の疲れは慢性的になればなるほどホルモンバランスや体内のイオンバランスに影響を及ぼし、内臓の働きや筋肉の硬さや感情の不安定感など様々な具合の悪さを引き起こします。
【 つい 】やりすぎてしまう
【 つい 】頑張りすぎてしまう
【 つい 】かっとなってしまう
抑えが効かない自分の身体と頭の具合が【つい】という言葉に現れてきます。
その後は上記の具合の悪さに苛まれて苦しみます。
世の中には様々な負担がありますが、こんな時こそ無理を通して自分を苦しめる事をせずに治療を受けて身体と頭に元気を取り戻し回復を待って健やかにお過ごしください。
当院では夜寝る時にアイス枕で頭や腰を冷やしながら質の良い睡眠を獲得していただくお話をさせていただいております。
やっぱり、うまいこと冷やして寝てる人の治療の進み具合は違いますからね。